空の竜〜リュウに選ばれし者たち〜
あの話をして。
お布団に入ったまま、目を覚まさないおばあちゃん。
静かに呼吸しているだけで、誰の言葉にも反応しない。
静かに、ほんの少しずつ
空気を身体に取り入れて・・・
まるで、ゆっくりと、眠ってるみたい。
みんな、もう、知ってる。
目を覚まさないこと。
あとは、静かに、おばあちゃんと、お別れするしかないこと。
大ちゃんは、なにも言わないわたしのことも気遣いながら
そばにいてくれていた。
ただ、静かに、時間は流れて、家に来ていたお医者さんがお別れだと告げた。