バイバイ、大好きだったよ。
「龍、寒くないの?」
私にパーカーを貸してくれたので、龍は今薄手のロンTしかきていない・・・。
「寒くねぇ。」
口ではそう言っていても、少しだけ唇が紫になっている。
「ごめんね、ありがとう。」私は小さくつぶやき、龍の腕に自分の腕を絡めた。
「少しはあったかい?」
「・・・っ、あぁ。」
龍は、この前見たのとは比べ物にならないほど、カァ・・・っと頬を真っ赤に染めていた。
メニュー