バイバイ、大好きだったよ。





「ちょっと!立ち聞きしないでよね!」




「立ち聞きも何も、姉ちゃんの声がでかいからだろ!?てか、優李ちゃん振られたってまじ??」




「あー、うん。振られたよ。別に付き合ってたわけじゃないけど。」




「へー。じゃあ俺、優李ちゃんに告ろっかな~」




「勝手にすればー?でも、あんたに優李はもったいないよ。」




「余計なお世話だっ。」とか言ってカナタは私の部屋からでていった。




彼氏ができるなんて私には程遠いなーとか思いながら、自分の顔を鏡に映し見ていた。
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