そして明日は

『お腹の子が大事なんだから、寝てていいんだよ。今の仕事が落ち着くまでしばらく遅くなるよ。』

そう言った幸平は本当に素敵な旦那様だと思っていた。
頼もしく、優しいと。

ただ、私は家の中にずっとこもっていたせいか、幸平に何でも話がしたかったし、私をもっともっと大事にして欲しかった。

あんな事がなければあたしもっと幸平を愛せたはずなのに。



『お客さん、着きましたよ。』


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