恋愛倶楽部【番外編】



え?亜蓮と付き合った理由を教えてもらってない?


だ.だから、それはその………察しろ!




振られたあたしを優しく包み込んでくれたのが、亜蓮だったの!


うぅ……あたし、かなり恥ずかしいこと言ってない?

もう心拍数急上昇なんですけど!





話を戻せ?

わかったってば、戻せばいいんでしょ戻せば。



亜蓮と別れたのは、あいつに好きな人ができたからだよ。

誰かは聞いてないから知らないけど。




別れるタイミングがクリスマスとか………悲しいよね。


でも仕方ない。


亜蓮が他の女の子を好きになっちゃったのは、あたしのせいだと思うし。



なんで?……って。


だって、あたしが亜蓮にとって捨てがたい存在だったなら別れたりしないでしょ?


だからだよ。

結局、あたしにあいつを引き止めておくほどの力はなかった。


それだけ。




ごめんごめん、空気がしんみりしちゃったね。


もう夕暮れだし、そろそろ帰ろう。

あ、部室の鍵は閉めとくから先に帰ってて大丈夫だよ。




あたし?

あたしは、大丈夫。

ちょっとだけ、夕陽が消えていくのを眺めてから帰るから。



じゃ、また明日ね。





END.
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