INCOMPLETE A PICTURE BOOK



そんな気まずい雰囲気が嫌で、潤は今までに培ってきたノウハウを発揮した。




「おがちん、作戦たてようよ」




「……おがちんは恥ずかしいからやめろ」



最初の空白。
微妙な突っ込み。



緒方は本調子ではないが、大人なりに、のってきてくれた。



それがすごくありがたい。



今の雰囲気を壊したくないから。


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