INCOMPLETE A PICTURE BOOK
そして場面は変わり、父が絵本をかいている姿が映った。
小さな机に、紙をたくさん広げている。
「もう、また散らかして!弥太郎が口に入れたらどうするんです!」
「すまんすまん」
母の口調は今も変わらない。
弥太郎は奥で寝ているみたいだ。
「次はどんな作品になるんですか?」
「動物の話にしようと思っているんだ。狼とウサギの話」
「食べられちゃわないの?」
「友達だから大丈夫」
少し声のボリュームを抑えている。
寝ている弥太郎を起こさないように。