INCOMPLETE A PICTURE BOOK
流れてきたメロンをお婆さんは物語通りに、川に入り、拾う。
「まじか……」
ついつい潤は言葉を発してしまった。
「信じられん」
緒方も一言。
それほどまでに信じられず、あり得ない光景だった。
「ありえない……」
「何でありえないって決め付けるの?」
「え?だってありえないし。川からメロンって。この時代にメロンってあんの?」
「メロンくらいあるでしょ」
「え?お前誰だよ!」
潤は知らない人と会話していた。
「あ、俺?俺は太朗。よろしく!」
緒方は横で笑いを堪えている。
その腹を蹴ってやった。