フォリオの民
 大学で花柄ワンピ来た華奢な女装男子を見かけたが、興味はない。あれはパットを使わないと骨格でわかる。別にああいうのが好きなわけじゃない。好きになったら草食どころか草原の風にそよぐ一輪のお花ちゃんだった……というだけのことだ。しかし一体、本当の、私の春はいつ来るのか。彼女に言ったら「すでに頭の中わいてる」と言われそうだ。

 年中春で、感覚がマヒしてるのか、それすらもわからない。全くめんどうな性癖だ。
「う~ん、アンビバレンツ……このナレーションにもな!」


一応のEND

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