love for you
晃と彼女がラブラブしてるところを見ることしか出来なかった私。

その度に傷ついて友達の胸に飛びついて泣いたまだ幼かったあの頃の私。

「取っちゃえ!!」

本気で悩んで泣いてる私を胸に抱え呑気に言う友達の言葉を思わず丸飲みにしてしまう。

だけど彼女があまりにも美人すぎて行動に踏み外せなかった幼かったあの頃の私。

それどころか晃にキスした?とかデートした?とか聞けなかった幼かったあの頃の私。



あの頃とは何も変わらず時間が去っていった。

今日も窓から二人が手を繋いで仲良く登校するところを眺める。

私は手に持っているバナナ・オレを一気に飲み干した。

この紙パックを晃の彼女に投げてスッキリしたい衝動に駆られたが、そんな勇気は無い。
と言うかあったらあったで逆に困る。

そして私はいつものようにため息をついて再び眺めるしかないんだ。

何回、コレを繰り返したんだろう。
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