彼はあたしに優しく嘘を吐く
こんなにも好きなのに…――。

ポタッ…


何で…信吾はあたしだけじゃダメなの?

こんな場所から離れたい。

そんな気持ちであたしは無我夢中でマンションから走った。


早く…早く…。

好きなのは…あたしだけ?
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