幼なじみの二人。*+ -完-

光希の向こうでの生活…


コンコン
「光希?
まだ起きてる??」

「うん、起きてるけど…??」

「入るね…」

ガチャ

光希の部屋は、光希がまだ引っ越して行く前のままだった。

「今日さ、姉ちゃんの幸せそうな顔見れて良かったww」

光希は、ベッドの上で玄関先で拾った子犬を自分の膝の上に載せた。

「ねぇ、光希??」

「ん?」

光希の発した声は弱々しいものだった。。

「どうしてさ、こっちに戻って来たの??」

私は、ベッドに座っている光希の横に腰を降ろす。

「戻って来てほしくなかった??」

「そう言う意味じゃない…
私が聞きたいのは……っ」

光希を見た途端その次の言葉を発せなかった…

光希は今でも泣きそうな顔をしていた…
こんな表情いままでに見た事なかった。

「光希…。
ゴメン。。
もぅ、この事聞いたりしないから。
光希自信が話してくれる日まで待つね?」

私は立って光希の部屋を後にしようとベッドから立ち上がった時……

「えっ??」

光希に腕を握られていた。

「ううん…
姉ちゃんには…話すから……」

光希……
光希はどんな思いで此処に来たの…

光希は今どんな思いで此処にいるの…



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