幼なじみの二人。*+ -完-
帰って来た、私の愛しい人。。

「でもね、お母さんと僕は向こうでずっと、二人だったんだ。
それで、お母さんは僕がこっちに来ている間に倒れたらしいんだ…

だからって、僕は向こうに帰るのが嫌だった。
又、殺されかけたら嫌だからさ……
だから、僕はこっちに逃げるしかなかった。。

でも、いつの間にかお母さんは兄ちゃんに手紙を出していたらしいんだ。
多分その内容は、『もぅ、お母さんの命は長くない。だから、最後にもう一度会いたい』とか書かれてるんだと思う…」

輝は、この一年、お母さんのためにこっちを離れたの??
でも、何で。。。

言ってくれたら、私も着いて行ったのに。

一応、輝のお母さんとは仲が良かった方なんだしさ……

でも、私に心配を掛けないようにしてくれたのは、
輝の優しさだって私は知ってるから、別に輝にこの事を言うつもりはない。

逆に嬉しくなっちゃうwww

自分で言うのもあれだけど。。。

こんなとき、


嗚呼、私は愛されてるんだなって思えるから……。


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