学校の王子様!!②
途端に空気が凍った
俺だけでなく咲羅もきっと青ざめてる
「つ、椿…」
目の前だから顔が引き攣ってるのがよくわかる
「ん?どうしたの、咲羅」
椿さんの笑いが増したのは多分気のせいじゃない
「へっ!?え…いや…」
「ん?」
「ど、どうしたのかなって…」
「…父さんが呼んでるから。早く下りてきなよ」
それだけ言うと去っていった
「「……」」
しばし沈黙
「下りよっか…」
「だね…」
これ以上何かするきにもなれないし
早く下りないと絶対なんか言われる!!
「なんか…椿が…悪い…」
「いや…別に…」
それから下のリビングに行くまでずっと重い空気のままだった