君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



「あ!はじめましてだよね~、俺、小林勇歩(イサム)っていいます」

「コバさん、ですか」

「知っててくれてるの?嬉しいな~」

若干いい加減さを隠せない話し方ではあるものの、根はきっといい人なんだろう…江口さんを仲間にしてあげるくらいだし。


「お前も油を売りすぎだ。ゲストを席に連れていくんじゃないのか」

「ごめんキダさん、その仕事俺なんだけど、まだ一組到着してないんだ」

コバさんに突っ込んで、今江口さんと話してるのがキダさん…かな。

他の3人より少し小柄だけど、一番大人って感じ。

さすが、あの声の持ち主だからか、、、



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