君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
♯ twelve





ファンサービスを終え、場所を移動して打ち上げ。


黒髪短髪に戻った江口さんは、見事な自己中っぷりを見せつけてくれた、、、

「俺これから長旅だから」

…は?

「出た、、、」

trapの3人が頭を抱える。

その瞬間。

バタッという音とともに、江口さんはその場で眠り始めたのだ。

「ライブ終わるとこれだよ」

「こいつ、一番身体デカいのに、起きねぇからやっかいだよな、運ぶのとかさ」

「確かに!」

3人がケラケラと笑う中、あたしは心配だった。
、、、サラさんに会えないかもしれない?!



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