君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



あれだけ江口さんが女の子をかまうなんて、珍しいどころか、今まで全くなかったんだって。

むしろ、女の子達が寄ってきて、それに江口さんが答えてたっていうらしい。

でも、いつの間にかいないんだって、、、つい最近までイチャイチャしていた子が、離れて行くんだって。


「なんで、、、?」

「それは、ちょっと企業秘密」

「でも、あきらは例外ってことですよね?」


そうだねぇ、と言って笑う大嶋さん。


「俺は、あいつが明さんを本気で好きになることを祈ってるってのが本音かな」



< 80 / 344 >

この作品をシェア

pagetop