幼なじみの甘い××。Good night baby★
「これはな、ここをこうすれば……」
「うんうん」
「な? 解けるだろ?」
「おおー、ホントだ。すごい」
ハル兄の声、指、視線。
それらを必死で追っているうちに、時間はあっという間に過ぎていく。
「のみ込みが早くなったな、眞緒」
褒められて、うれしくて、赤くなる。
「ハル兄の教え方がいいんだよ。分かりやすいもん」
うつむいて、つぶいやいて、子どもみたいに頭を撫でられて……少し、切なくなる。
「じゃー、今日はここまでにしとくか」
最後の授業は、その声で終わった。