幼なじみの甘い××。Good night baby★
――トン、トン、トン……
血管の、薄っすらと浮き上がった大きな手。
軽く弧を描く、筋張った長い指。
その人差し指が、テーブルの上で規則的に音を立て始めた。
――トン、トン、……トン……
時々、空に止まって、
また、ゆっくり動き出す綺麗な指先。
もしかして……
就活のあと、そのまま来てくれたのかな?
第二ボタンまではずした白いシャツは、少しだけくたびれていて。
だけど、
それがかえって、ハル兄を大人っぽく見せていた。