魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~
「ぁぁー・・・・
不老不死もいいけどアタシ的に
キレーなオトコに逢いたいなぁ、
不老不死でも顔がダメなのは
アタシ、ムリだからぁー」
スッと立ち上がって、
微笑む。
「そのヒトに逢ってみたいしー、
久しぶりに滞在、してみよっかなぁー。
ぃやぃや、ううん、宿、とか泊まるし。
迷惑かけないって。」
きゃはは、と綺麗な笑い声を残して
彼女は走り去った。
オトコの話をするのはいつもの事。
不老不死の人間が居るとは知らなかったけど
・・・・まぁ、いい。
どうせエオスは宿とかいいながら
いつも通り簡単にオトコを騙して
オトコのトコに転がり込むんだろう。
でも、心配はしていない。
あのヒトは、本当に正真正銘の女神で
それに
いろんな意味で魔女だから、ね。