魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~
「緑の髪、なんぞそうそう居ないからな、
すぐ見つけられたが・・・・どうだ?
魔女は、誰でも受け入れると聞いたが
・・・・どうなんだ?」
厭らしい。
心底、気分が悪いわ。
「・・・・・そうね、ねぇ貴方」
そう囁いただけでニヤニヤするような奴
私が相手にするとでも?
「そんなに蝉になりたいなら、
今すぐにでも変えてやるけど?」
マントを翻し、睨みつけ、
ヒールでソイツの足を力いっぱい踏む。
「いっっ・・・・・・・・」
足を押さえ、痛がるオトコを
尻目に、私は去る。
「エオスと私を一緒にするな!!」