魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~
「ねぇ、エオス」
「なぁに?」
「私、その人と今日ぶつかった。」
・・・そうだ。
絶対あの人。
どこか、憂いを持つ瞳とか、
華奢で綺麗で今にも折れそうな感じで
でもその中には何か、凄いモノを
秘めているような・・・・・
「え?嘘っ・・・どこで?!」
「あ、その市場で。
エオスが食料庫を食い漁って
いったから、その買出しにね」
少し、皮肉を。
「あは?それは、ゴメン」
「・・・それで。
結果はどうなの?
天下のエオス様でしょう?」