S・S・S









「…… おはようございます…」




「げっ… サラちゃん、なんか…顔…おかしいよ?大丈夫?」




出勤した途端、大崎くんが失礼極まりないコメントを発した。




「元からです!大きなお世話よ。」



そりゃ、泣きはらした目で
露天行ったらアレで
寝不足に加えて翌朝熱もあったら、
顔おかしくもなるだろ!




てゆーか、
モモの一件も昨日のことも… 



なんだか微妙に

全部が大崎くん起因じゃない?



明日から疫病神って呼んでやろうかしら、ったく…




空気の読めない大崎は、
続いてぽそりと呟いて

あたしの怒りをさらに炎上させた。






「…… でさ、昨日、どうだった?」






――――… 昨日?










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