笑顔
出逢い
「キャッ…」

何かが勢い良くぶつかってきてた。

美香と話しながら歩いていた私は尻餅をついてしまった。


「いったーい!」


もう何なのよ。
訳が分からない私に上から手が下りてきた。

『すいません。大丈夫ですか?』


ぶつかってきた人だった。声から男の人だとわかった。


人が沢山居る中で尻餅をついてしまった恥ずかしさと、お尻の痛さで切れ気味の私は目を合わさずに、


「大丈夫じゃないんだけど、痛いし。」

冷たく言ったら、

「ちょっと砂羽!」

横から美香が口を出してきた。

「謝ってくれてるでしょ。
こちらこそすいません。」


この鈴木美香と私金子砂羽(カネコサウ)は小学校から一緒の友達。今年20歳だから13年くらい一緒。しっかり者の美香は私のこと何でもわかってくれて、短気で考えるより先に口がでちゃう私をいつもフォローしてくれる。

今もそうなんだけど…

でも、ぶつかって来たのは向こうなのにさぁこっちが謝る必要無くない?
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