意地悪な君の彼女は大変
「ええ~、なんでよ瑚珀ちゃん♪」
それに気がつかないのか、
語尾に♪をつける峰くん。
ブチッ
その時、なにかが切れる音がした。
あたしも閏も顔が真っ青になっていることだろう。
峰くんは……
音の正体が分からないのか、キョロキョロしてる。
「瑚珀~、さっき変な音しなかった?」
そう問い掛ける峰くんにあたしは、
あ、終わった…
冷静に。ほんとに冷静に思った。
「うるせぇーんだよ、静かにできねぇのか」
地を這うような低い声が耳に響く。
鋭い双眼が峰くんを捉えて動かない。
怖い…怖すぎる…