意地悪な君の彼女は大変
おずおずと彼らの前の席に腰を下ろすと、視線が突き刺さる。
何を言われるのかな……。別れ話かな……。
ズキズキ、脈を打つたび心が悲鳴をあげる。
「それで話なんだけど」
「うん……」
空気が重い、暗い会話。
全てがあたしを恐怖に陥れる。
「―――――別れよう」
―――――その瞬間、涙が一粒、頬を伝った。
いやだいやだいやだいやだ………。
黒いモヤが、どんどん大きくなってあたしを飲み込む。
これが、――――――嫉妬。
あたしはこんなにも瑚珀が好きなんだ……。