恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜
なんか心が…
震えたような気がした。
マナの想いは、
ちゃんとナオに伝わっていて。
それが報われなかったとしても。
ナオの心には、ちゃんと伝わっていたんだ。
『あのさ』
『あのさ』
と、次の瞬間――――
ふと翔と言葉が重なっていて。
『何?』
『いや、ミチこそ何?』
『あたしは別に後でいいよ、翔こそ何?』
『あ……うん…』
あたしと翔は、お互い何故か戸惑うような顔をしながら。
そんな一瞬に、フフッと笑い合っていた。