恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜
今日が卒業式だったなんて、一瞬忘れてしまいそうなほど、いつもと変わらないあたし達の空気。
笑って、笑って。
思いっきり笑って。
でも、笑っているうちに、
なんだか泣けてきて。
『おいミチ、泣くなっつーの!』
そんな翔の声を聞いた途端…
また一気に……涙が溢れてきた。
『もうミチ……泣かないでよぉ』
そしてマナもまた泣きだしたら。
『ちょっ……お前らマジ勘弁してくれよな』
タクがそう言って、顔を隠すようにうつむいた。