オタク男子
「凄く、かっこよくて・・・。もう、和ったら知らないからあんなこと言うの。ごめんね?佐々木君・・・」

「いや。大丈夫」

俺は、彼女から一歩下がった。

いや・・・。

下がらないといけないと思った。

ギャルゲーでも、こんなことねぇよ。

「よしっ。パスタ作りの続きしよっか?」

「そうだなっ。やろうぜ」

俺は、自分の感情を押し殺し料理に手をつけた。
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