イイ恋しましょ♪
普通に、普通に。
『………………』
「……なんか元気なくねぇ?」
『……会いたい……』
「……え?わかった。ちょっと待ってろ。家だよな?」
冗談じゃない、もう遅いのに。
そう言おうとした、その瞬間には電話は切れていて、
数分後、家の前には本当にリュウが立っていた。
相当急いだのか、汗をかいてる。
服だって、部屋着だし。
あぁ、あたしのために急いで来てくれたんだ……
リュウは、本当はすごく優しいんだよね。
こういう所を、好きになったんだ。