二人だけの秘密~主従関係にもう、うんざり!?~
「親友だけこの高校には居ない」

「ふ~ん」

元々、女に興味ない俺が不思議とこいつには興味がある。

「お前、ばらされたくなかったら俺の奴隷になれ」

「奴隷!?」

「ああ」

何か、考え込む十奈。

「何すればいいの?」

「・・・要求を聞け」

「それって、エッチな事もある?」

「ぷっ」

思わず、笑ってしまった。

「なっ\\\!!」

顔が赤くなる目の前の女(名前を知らない)。

「面白すぎ あんたでも笑うんだ」

「はぁ?」

思わず聞き返す。

「だって「氷の王子様」だよ?」

「悪いか?」

ちょっと、むっとしながら答える俺。

「ううん そっちの方がいい」

めちゃくちゃ、その笑った顔が可愛くて俺は不覚にもドキッとしてしまった。

「\\\」

顔が赤い事に気付き、下を向く。

「どうしたの?」

下から、覗き込まれて顔を逸らす。

「お前、名前何?」




〔桃〕
「あたしの名前知らなかったの!?」

「ああ」

「堀内桃」

「わかった じゃあな」

「氷の王子様」なのに、笑う顔が可愛くてドキッとした。

「後、明日から弁当作って来いよ!」

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