雪の降る日に
弾かれたように、俺は七瀬に歩み寄って、
唇を押しあてた。
「ッ─!?」
七瀬はバッと身を引いた。
「な…に…?」
大きく見開かれた目、口元を抑える手、赤く染まった頬…
─アイツにも、そんな顔して告ったのか…?
顔が歪み、眉間に力が入った。苦しさに目をつむる。
─2度も?
そんなに強く、アイツを思って?
スッと目を開け、七瀬を見つめた。
瞬間、七瀬がビクッと身を引いた。
理性が飛んだ。