あたしの執事

看病



今日私は…熱が出た。
でも…大輔さんに看病してもらうなんて久しぶりだったから、凄く嬉しかった。

お昼、大輔さんは、私が食べやすいようなご飯を作ってくれた…。

もちろん、お粥もあった。
大輔さんのお粥は、とろける位美味しくてこのお粥を食べればすぐ治る!って位の腕前だった。


食欲旺盛な私は、ペロリと食べた。
食べると眠くなるのが私。


私は、すぐにベッドに向かった。
ふとベッドの横を見ると、椅子の上にまた難しい本が置いてあった。

「大輔さんって…私が中学生の時からずっと難しい本読んでるよね…」
「全然難しくないですよ…少し読んでみますか?」

大輔さんは、私にその本を渡してくれた。


中身を少し見ると難しい漢字や、言葉がズラリ。
とてもじゃないけど私には、向いていなかった。
「…難しいじゃん…何て読むのかも…分かんない…」
「大きくなったら読めますよ」
そう言って大輔さんは、私の頭を撫でてくれた。
< 32 / 127 >

この作品をシェア

pagetop