LOLITA GO!GO!
「ふーん…萌葱さんがニワトリ好きだと思ってたから、飼育係に立候補したんだ。なのに萌葱さん、なかなか立候補しないから焦っちゃったよ」


「それって、どういう意味ですの?」


チラッと視線を向けると、コタ様は笑みを浮かべていました。


「秘密だよ。今はまだ、秘密」


そう言ってコタ様の顔が赤く染まった気がしたのは、わたくしの気の所為なのでしょうか。


「これからはさ、萌葱さんじゃなくて、桜子って呼んでも……いいかな?」


「も、もも……もちろんですわ!!」


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