クール彼女




「あたしね、岡田くんが前から気になっててーキャプテンになって輝いてる岡田くんが」


「今は野球なんだ」




途中から話を遮り
それだけを伝えた。



「野球が一番、野球しか考えられない」




瞳がうるっとし顔を両手で抑え、テニスコートへ走っていった。




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