クール彼女





いつもの朝練の時間に顔を出すと
やはりどの部活も来ていない。まだらだ。

野球部はもちろん朝早く、どの部活よりも早く終わる。


このやり方が俺は好きだ。







─────カキーンッ!!!



「……。」



何度も、何度も、バットを振って




カキーンッ ガンッ!!!




それでも俺のこの胸の中のモヤモヤは晴れない。大好きな、夢中な、野球をしても。


今は美紀のことで頭がいっぱいだ。





< 200 / 226 >

この作品をシェア

pagetop