大好きな君にエールを*番外編





キラキラの笑顔が似合う幼いような可愛いさがある君が好き。でもたまに見せる大人びた君も、俺は好き。



「あーだるいだるいっ」


俺、荒嶋康也、成長期の中学3年生。只今、担任からの最高のプレゼントを渡された。


最高のプレゼント…課題だ。


『今まで、未提出連続のお前が悪い!それを全部終わらせてから部活に行け!顧問の先生にはちゃんと伝えているから心配するな!』


そんなこと伝えなくていいっつーの。俺は仕方なく課題に目を通してみる。


あー…何だろう。数式が野球の用語に見えてくる。こっちも…こっちもだ。



…早く野球してぇよぉー。



俺は自分で言うのもアレだが、かなり野球バカだ。だから勉強しようと机に向かっても、気がついたら素振りをしている。






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