True love 〜高校生ホスト〜
「じゃ、何だよ。」
「うちのホストクラブで働かないか?」
「マジかよ(苦笑) 俺。未成年なんですけど、18にもなってないんですけど…てか、こんなこと知られたら親父捕まるだろ。」
「そんなの俺が1番わかってんだよ。それを承知頼んでんだ。」
「なんかあった?」
「人が足りねーんだ。海斗がな…。色々あんだよ。」
今、海斗さんって言ったよな…?
親父は小声で言っていたようだが、俺にはハッキリ"海斗が"って言ったのを聞いた。
「とりあえず、何があったのかは聞かないが少し考えさせてくれ。」
俺は悩んだ。普通の中学生なら断るのが常識だが、色んなことが頭の中を巡っている。
金がたくさんもらえる。だが、客を抱かないといけないかもしれない…
そんな時なぜか…ナナの顔が浮かんだ。
そして、ナナがバックが欲しがっているのも浮かんだ。
俺は…買ってやりたい。
そう思った。あいつの喜んでいる顔が見たい。
もしかしたら、あいつはそれをきっかけに俺の彼女になってくれるかもしれないと…。
だから…