True love 〜高校生ホスト〜
「ナナの好きな人って、海斗さんだろ?
振られたって言うのは、嘘だったんだろ?」
「嘘じゃ・・・、ないよ。」
俺は、この言葉を無視して、話を続けた。
「もう、ナナに連絡しないから。ナナも連絡してくんな。
俺の、アドレスも消してくれ。
俺は、ナナのことが、好きだった。いや、それ以上かもしれない。
ナナのことが好きだったから、ナナの喜ぶ顔が見たくて、親父のホストクラブで、働いた。
俺は、ナナの喜ぶ顔が見れて幸せだった。
ナナ、良かったな。好きな人と付き合えて。
海斗さん。もう、ナナのことを悲しませないでくれよ。
悲しませたら、俺が、許さない。
俺は、ナナのこと愛せて幸せだった。
ナナ、海斗さん、お幸せにな。
今まで、ありがとう。」