コスモス


……………

三学期は短い。

テストも学年末しかないので、僕みたいな欠点常習者は結構必死になるわけで。

気付けばテスト二週間前。僕は必死に勉強(というより、カズのノートを写してるだけだけど…)していた。


「…シュウ、最近真面目じゃない?」
「うわっ!びびった!」

思わずシャーペンを落としてしまう。
明日可の後ろでカズがニヤニヤ笑っていた。

…そりゃ驚くよ。
だってここはうちのクラス。

明日可がうちのクラスに来るなんて初めてだ。

「な…どしたの!?明日可がうちのクラス来るなんて…」

急いでノートを閉じながら聞いた。

「ん?さっき、カズ君に廊下で会って」
「珍しく瀬堂が1人だったからさ」

カズが隣にガタッと座りながら言った。

「え?1人?」
「うん、今日ミキ休みなの」

明日可も前の席に座る。

「休み?」
「うん。ミキが学校休むなんて、珍しいんだけどね。風邪だって」

ミキが風邪…。

いつもなら、「バカは風邪ひかないっていうのにな」なんて軽口たたいてる場面だけど、今の僕にはそんなこと言えなかった。


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