**お隣さんで幼なじみ**
俺にこれでもかって程に好きだと言ってきた芽衣。
俺の想いが違う相手へのモノとわかっていても
必死に好きでいてくれた芽衣。
ありがとう…─。
「芽衣には俺なんかより、もっとイイ奴が見つかるよ」
「ほんと!私を振ったこと後悔させてやるから」
「芽衣…ありがとう」
「まぁ頑張りなさい!」
「あぁ」
「じゃあね!」
そう言ってヒラヒラ手を振りながら芽衣は帰って行った。
……。
真綾と鳴海が付き合ってしまった今、俺はもう一度、真綾に振り向いてもらえるように頑張ろう。
たとえ辛くたって、芽衣からもらった勇気がある。
まずは、壊れた幼なじみの絆から。
やり直してみよう。