闇と光 〔中〕
油断

時雨が耳元でそう囁いた。


「・・・ありがとう」


こういう時の対応がよくわからないわ。


だからお礼を言う。


時雨は軽く笑って歩き出した。


ペース、狂っちゃってるわね。


本当に、


この頃あたし変・・・。


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