~秘密のフィアンセ☆続編~ 極道の世界たち



相手も、一瞬固まった様に私を見る。


すると、ゆっくりと近付いて言った。


「もしかして、由奈?」

やっぱり。


「陸…だよね?」



この時、私はあまりにもショックで、自分の立場さえも忘れて、陸に飛びつきたいくらいだった。


愛美が言っていた、総長の名前…。


“陸“


それは間違いなく、私が大好きだった、陸の事だったんだ…。




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