アイドルまっしぐら!!


私は、そう思いながら先に屋上を出ていった千里を追いかけようとした。




……そのとき、




ガタッという物音が聞こえたような気がした。




……でも、辺りを見回しても誰もいない。




「……気のせいかな?」




私は、特に気に留めずにその場を立ち去った。





……しかし、それは気のせいじゃなく、




私を苦しめることになる、




不吉な音だった。
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