らっく!!


「気になる?」


ベッドの上で思案していた私に匡人先輩は楽しげに聞いてくる。


気になっていることは隠しようのない事実でもあるので私は正直に答えた。


「気に…なります…」


私はまだ愁のこと何も知らない。


「教えて欲しい?」


匡人先輩は唇の端を少し上げた。


「はい」


そう答えると匡人先輩は私のいるベッドの方へと近づいてきた。


「それじゃキスして?」


2人分の体重が乗ったベッドは不快な音をたてる。


はい…?


「ただで教えるなんて言ってないだろ?キスしたら教えてやるよ。嫌って言っても勝手にするけどね」


匡人先輩の綺麗な顔が歪んで見える。


本気でキスされるんだとやっと理解した。


「いやっ!!」


私は徐々に迫ってくる匡人先輩から逃れようと体を退ける。


それでも狭いベッドの上では簡単に捕まってしまう。


抵抗しようとした振りかざした両手は既に押さえつけられてしまった。


目にはじんわりと涙が浮かぶ。


やだやだやだ!!


愁ともまだしてないのにっ!!


匡人先輩の顔は目前に迫っていた。


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