Bar GRANT
「…あなたは、とても純粋な人」
女性が笑みを浮かべて、やさしく言った。
「褒められれば喜び、突きつけられた欠点を認め、ひとりのファンの存在に涙を流す、心の美しい人です」
俺はどう返せばいいかわからず、顔が熱くなるのを感じて俯いた。
「今のあなたなら、きっと何でもできますわ」
「何でもって、言いすぎだよ…」
「いいえ、本当に、そう思うのです」
その微笑みは、まるで聖母のように俺の目に眩しく映った。