花は時に牙で噛む【停滞中】

甘い誘惑



お風呂あがりの至福の一時。


アイスクリームを食べながらテレビを見るのが今のマイブーム。




いつものようにお風呂をあがると冷蔵庫に直行する。





「………ない!」



冷凍室を見て愕然。
楽しみにしてたアイスクリームが一つもない。



「優希!!アイス食べたでしょ!!」



リビングで本を読んでいる優希に目を向けると、冷ややかな目が飛んできた。



どうやら犯人は優希じゃないらしい。



そう言えば、お昼に最後の一つを食べた気もしなくもない。


やってしまった。



「ねぇ、優希。コンビニに行く用事とかない?」



「…ない」





< 132 / 196 >

この作品をシェア

pagetop