ガラクタ姫
目が覚めても日にちは変わらず、あたしはあたりの後片付けを始めた。
頭が少し冷えた。
冷静にゴミ袋にガラクタを詰めて行く。
いる物は棚に置いて、いらない物はゴミ袋へ。
いらない物のだいたいが割れたガラス。
ビー玉やおはじきは無事生き伸びていた陶器の中に入れた。
あたしは手を怪我しないようにはめていた軍手を外し、ガラスが入ったごみ袋を上下に揺らした。
ガシャンガシャン、と鳴る。
「良い収穫だ」