イケメンゴースト

純☆☆★

涙に気付いた純が心配してくれる。

「ちょっとだけしみたの。大丈夫だよ」
「そっか。……なぁ夏のこと、教えてくれない?」
「誰にも言わないでくれる?」
「うん。言わない」

純の真剣な瞳を見ていられなくて、目線を下にそらす。

「夏ね、あばらの骨と右肩を骨折してるんだって。先生が言ってた」
「うん。…意識は?」
「ある。昨日もね、抱きしめてくれたの」

純は笑顔で話を聞いてくれる
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