イケメンゴースト

確実に……★


「落ち着いた?……話はあとでいいから」
「………待って」

立ち上がろうとする純の服をとっさに掴んでしまっていた。
純は少し驚いた顔をして、
またしゃがんでくれる。

「どうした?」
「夏とのこと……話すから………聞いてくれる……?」
「ん。聞くよ」

純は私を後ろから抱きしめてくれて、話を聞いてくれる。
「あ…やって人。…あの人の名前を言ったらね、夏、急に慌てたの……」
「そうなのか………」
「純は知ってる?2人の関係」

純は私の頭に顎を乗せてるから一言一言が頭に振動となって刻み込まれる。
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